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- ラオンセキュア、米国NIST量子耐性暗号を適用した「キーパッド暗号化方法およびシステム」特許を登録
ラオンセキュアは、量子コンピュータ時代においても情報資産を安全に保護できるセキュリティソリューションを強化するため、ポスト量子暗号(PQC)を活用したキーパッド暗号化の特許を取得した。
ITセキュリティ・認証プラットフォーム企業「ラオンセキュア(代表 イ・スンヒョン、イ・ジョンア、042510)」は、「ポスト量子暗号(PQC)に基づくキーパッド暗号化方法およびシステム」の特許を登録した。
本特許は、米国国立標準技術研究所(NIST)が標準として採用したモジュール格子ベースの鍵カプセル化方式(ML-KEM)のPQC鍵交換方式と、キーパッドランダム化技術を組み合わせたことが特徴である。
キーパッド生成およびユーザー入力情報処理の過程でPQC方式を組み合わせることで、画面キャプチャ、メモリハッキング、キー入力追跡など従来の攻撃手法に対する防御力が大幅に向上した。また、量子コンピュータ環境下でも安全なデータ暗号化が可能である。
現在、金融取引やモバイル認証などにおいて、個人のパスワードや情報漏洩を防ぐ手段として、仮想キーパッド技術が広く利用されている。
ラオンセキュアは、本特許を通じて、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス、車載インフォテインメントシステムなど、ユーザー情報入力が必要なさまざまな機器を活用する産業において、セキュリティレベルをさらに向上させることが期待される。
特許登録と併せて、ラオンセキュアは自社のモバイル仮想キーパッドソリューション「TouchEn mTranskey」にPQCを適用し、セキュリティをさらに強化した。また昨年末には、モバイルおよびPC環境で電子署名およびエンドツーエンド暗号化機能を提供する「Key# Wireless」と「Key# Biz」にもPQC技術を適用し、商用化を進めている。
ラオンセキュアは今回の特許取得により、自社のセキュリティソリューションおよび認証サービス全般にPQC技術を順次適用し、公民・金融・企業領域での技術普及を加速する計画である。
さらに、ラオンセキュアは韓国型ポスト量子暗号(KpqC)と米国NIST PQC標準アルゴリズムの両方に対応可能な技術力を有しており、国際標準対応およびグローバル競争力確保の観点でも優位性を確立している。
なお、政府は国家暗号体系をPQCに転換するため、2023年に「ポスト量子暗号マスタープラン」を発表した。2026年には通信・防衛・自動車、2027年には宇宙・環境・金融、2028年にはIoT分野にPQCを段階的に適用する予定である。
特に今年は、エネルギー・医療・行政分野を中心にPQC試行転換事業を推進しており、ラオンセキュアは医療分野の主幹企業として、国内初のオープン型医療データプラットフォームへのPQC適用プロジェクトを実施している。
イ・ジョンア ラオンセキュア代表は、「今回の特許取得は、量子コンピュータ時代においても安全な認証環境を提供できるラオンセキュアの技術力を示す事例である」と述べ、「今後もセキュリティソリューションを継続的に強化し、ポスト量子暗号技術を中心としたセキュリティパラダイムを先導していく」と語った。
